門松の土台となる土は、宇賀荘公民館で土嚢袋に入れて運びます
地域の祈りを込めた 3m の門松づくりに取り組む宇賀荘老人クラブの活動を紹介します。
前会長の安部広 (ひろむ) さんが発起人となり、およそ 100 世帯の交通安全、無病息災、五穀豊穣を願って門松づくりに取り組み、今回で 11 回目になります。
今年は、コロナ撲滅の願いも込めました。
12 月 25 日 (金) の朝、地域の表玄関にあたる千代富橋 (地域の皆さんには「ちょどんばし」と呼ばれています) のたもとの交差点に内田幸治会長はじめ会員 13 名が集まりました。
松竹梅を軸に、ゆずりは、しい、南天、千両、万両、くま笹、葉牡丹とふんだんに使います。
竹は、地域をまもる宇賀荘八幡宮の裏から切り出し、その他の材料は会員が持ち寄っています。
また、隣接する宇賀荘交流センター館長の深田三夫さんも育てた葉牡丹を提供し、一緒に作業を手伝ってくださいます。
この時期、越冬のために飛来した沢山の白鳥の鳴声が聞こえるなか、およそ 1 時間で門松が完成。
午後からは、宇賀荘八幡宮にふたたび集まり、清掃活動を行います。
例年であれば、その後はお楽しみの直会ですが、今年はコロナウイルス感染拡大防止のために自粛です。
昔は、家々の前に門松を立てて正月を迎えましたが、時代とともにそういった光景は見られなくなりました。
先人が大切にしてきた文化を今後も後世に伝えていきたいと思います。