令和元年度 「ホンモロコ」の養殖(浜田市 井野神明クラブ)

 
ホンモロコ養殖場①
看板が目印
ホンモロコ養殖場②
孵化した稚魚と親魚は別々に育てる
卵を確認しているところ
エサとなるミジンコも育てる
ホンモロコ養殖場③
来客者向けにクラブのPR
露天風呂も併設(1回100円)
会員憩いの場 & 宿泊施設(外観)
憩いの場 & 宿泊施設(室内)
体験メニューが掲示されている
すぐ近くで、会長の丸山千尋さんがひまわり畑を耕していました。
そばの生産が追いつかないため、現在は 3 ヵ所で栽培
井野神明クラブ (浜田市三隅支部) の活動を紹介します。
ひまわり畑で有名となった井野地区ですが、昨年 10 月からホンモロコの養殖を始めました。
ホンモロコは、琵琶湖特産魚 (淡水魚) で、琵琶湖ではもっとも価格の高い魚として、鮮魚、佃煮、素焼き、なれずしなどに加工されています。現在は各地に移殖されており、井野地区では浜田市旭町から移殖したホンモロコを育てています。胃袋がないので、苦味がなく食べやすい魚だそうです。
6/19 に養殖場を訪れた時は、ちょうどたくさんの稚魚が孵化しているところでした。ホンモロコ養殖を手掛ける代表の飛野 弘二さんは、毎日餌やり等世話をしているそうです。養殖場には、湧き水のかけ流しで、かつ飛野さん考案のバブル発生装置により、生育に最適な環境が整っています。旭町では 6 カ所で養殖しており、そのうち孵化しているのがわずか 1 ヵ所とのこと。しかし、ここでは、始めて半年もたたないうちにすでに孵化に成功していることに驚きです。
この事業は、休耕田活用対策として、浜田市の補助制度により実施されているそうです。すでに釣り堀の看板も設置され、事業は順調そのもの。ただ、飛野さん自身は、ホンモロコに情が移って、釣る気分にはなれないのだそうです。
その他、露天風呂や会員憩いの場 & 宿泊施設の設置、なたね、レンゲ、黒豆の栽培など、多角的な地域づくりを実践されています。「楽しくないと続けられない、楽しいから続けられる」と、飛野さんが話していた言葉が、井野地区の活動を支える源になっていると感じました。