平成 29 年度 標高220mの山間でひまわり16万本(浜田市 井野地区高齢者クラブ連合会)

 
案内看板
刈取作業を前に説明
砂鉄で書かれた看板
刈取前のひまわり園
刈取作業開始
皆さんの「宝」、来園者コメント
刈取作業を終えて一息
そば畑
そば加工場
そば加工場内
毎月、グラウンド・ゴルフ大会開催
浜田市三隅町井野地区で、新聞・ TV の多数メディアに報道され、他県からも見学者が訪れる井野地区高齢者クラブ連合会 (浜田市高連 三隅支部) の取り組みを以下のとおり紹介します。

◆取り組みのきっかけ
会員の一人の三浦氏が、以前煙草の栽培していた遊休地を活用しようと会員に呼びかけ、「野山嶽畑」で蕎麦栽培・販売の取り組みが始まった。
 蕎麦畑を耕し、種蒔き草刈など無報酬の活動であったが、畑の耕作や蕎麦販売、収益によるグラウンド・ゴルフ大会やカラオケ大会開催を通じて、活動が活性化。
一度も優勝した事のなかった三隅町社協のスポーツ大会で 4 年連続優勝するなど、団結力が高まった。
 一昨年、会員の大谷氏が遊休地にひまわりを栽培して評判になった事をヒントに、大谷氏から種の提供も受け、そば畑の耕作が終わった野山嶽畑で、昨年からひまわり栽培がスタートした。

◆取り組みの概要
家族も帰省する盆の満開を目標に、6 月にひまわりの種蒔きを行った。
場所が分かりづらいという昨年の指摘を受け、今年は井野郵便局から案内看板も設置した。
48 アールの野山嶽畑に昨年 3 万本の 5 倍以上、16 万 2 千本のひまわりが咲き誇り、新聞・ TV にも多数報道された。
また、来園者が投稿した SNS により県外からも来園者が訪れ、普段は静かな山間の地区が、賑やかな夏休みとなった。

4 クラブ会員 18 名による刈取が行われた 8 月 18 日は、浜田市の最高気温 31 度。朝でも汗が噴き出るなか、1 時間余りで刈取が終了し、冷えたお茶を飲んで談笑しながら、この後の蕎麦の種蒔きについて相談されていた。

ひまわりや蕎麦を栽培する野山嶽畑で会員の集いの場となっている建物は、しまねいきいきファンド夢ファクトリー支援事業の助成を受けて建てられ、活動の拠点・憩いの場となっている。
各種助成金の手続きを担当するアイデアマン飛野氏には、今後の取り組みについても沢山の構想がある。

会長の丸山氏、事務局の河形氏によると、ひまわりの刈取後すぐに蕎麦の種まきが行われ、蕎麦栽培がはじまる。
栽培した蕎麦は、地区の農業フェスタで蕎麦を打って販売、蕎麦粉は道の駅でも販売される。
蕎麦の収益でほぼ毎月グラウンド・ゴルフ大会を開催し、賞品も用意する。雨が降れば公民館にある体育館に会場を移し、約 5 年間続いている。
公民館のグランドを無料で借りるので、草刈の奉仕作業も行っている。
グラウンド・ゴルフに参加されない人には、支所の栄養士を招く「料理教室」や蕎麦打ちをして一緒に食べる「蕎麦を食う会」など、集まる機会を作っている。